売れる販売員の法則!元アパレル営業マンが語るブログ

業界歴37年の経験に基づいたデキる販売員の神ルール

 売上至上主義の怖さ

お店にとっての目標は、売上を上げること。

 

みんな予算達成のため、日々がんばっています。

 

でも、なにがなんでも売上を作らねばならないといった売上至上主義になると、その店は危ういかもしれません。


売上は、お客様に喜んでもらい、その感謝の証としてお金を払ってもらうことです。


お客様が、お金を払うのは、商品が欲しいからですが、ただ商品が欲しいだけなら、販売員が接客する必要なんてありませんよね。

 

商品を陳列しておけば勝手に買っていきますから。でも、そんなケースはめったにないですよね。

 

「自分に似合うコーディネートを提案してくれた」

「本当に似合う色を勧めてくれた」

「自分を素敵に見える服を選んでくれた」


というようにその商品にお金を払うだけの価値、満足があるから、お客様は喜んで購入してくれるわけです。

 

着こなしの提案力や、商品のうんちく、着心地など、見ただけではわからない付加価値を伝えるのが販売員の役目です。

 

そして、その対応が丁寧で、そのお客様のことを思ってのことであれば、お客様は満足し価値を感じ、「その商品買います」となるのです。

 

ショップの販売員を数字で煽るだけの本部社員や店長は、こういう本質的を見失っているのではないでしょうか?

 

売上を上がらないショップが、売れない理由は、日々、売上!売上!と何度もスタッフを煽るからです。

 

お客様を喜ばせる、買わなくても「いい感じの店ね」と思ってもらえることをみんなで考えれば、スタッフもお客様も楽しい気分になるはずです。

 

売上至上主義のショップは、えてして接客面でお客様からクレームを受けることもあります。


「買わなかったら、露骨に嫌な顔をされた」

「強引に売り込まれた」

とか・・・。


もし、思い当たるなら、今一度、お客様がお金を払いたくなる接客とは、なにか?

楽しくなるお店とはなにか?を

 

考えてみてはいかがでしょう。