思うような成果が出ていないときに、
上司や先輩から目標を提示されたり、励まされたりしたときに
「頑張ります!」と言ってしまうことは多いと思います。
私も部下からそう言われたことがありますが、
なにをどう頑張るのか?
そもそも頑張るとは?
と(口には出しませんが)思っていました。
「頑張る」の意味には、2つあり、一つは、困難に耐え忍んで、努力し続ける。もう一つは、自分の意見を押し通すような「我に張る」という意味です。
どちらの意味にしても突き詰めれば、「無理をする」ことになります。
頑張って、
困難に耐え忍んだり、
我を張っていると、
周囲との関係性においても、いずれなんらかの形で破綻しやいものです。
無理をして体を壊したり、精神的に参ってしまう。
人間関係が不調和になる。
それよりも、
今の自分にできることを確実に実行していく、
目標が遠く感じられるのなら、小分けにして自分が取り組めることから始める、
自分の意見だけではなく人の意見、考えを聞き入れて取り組む
など、
そうした方が、
結果的にうまくいくんですよね。
言葉でいくら「頑張ります」と言うより、
無理のない範囲でなにをどうやってすすめていくのかを決めることが大事です。
高い目標でも、できることを細分化して取り組んだり、
時間がかかりそうなら、早めにスタートする、
すでに経験のある人の協力を得る、
などなにをどうやってすすめていくのかを計画を立てることが、先決です。
つまり、客観的な目を持って、その目標を俯瞰すること。
もちろん、突発的なことも起こり得るので、そのあたりの余白も作っておく。
そうやってなにをどうやってが、決まれば、
あとはそれを淡々とこなしていくだけです。
頑張るよりも計画と淡々とこなせるペース配分を考えることです。